料理長作品

「向日葵」 料理長のハンドクラフトVol.2

[葉の制作]

料理長作品

向日葵

向日葵の葉の制作過程です。
薩摩芋を木取り、薄く包丁し流水に晒す。

明礬水で灰汁止めし面器に並べ乾燥します。

料理長作品

向日葵

後に色粉で染めて再び乾燥させ葉の部分の完成です。
この型抜き作業は料理でも慣れ親しんでいるので少しほっとする所です。

料理長作品

向日葵

向日葵の葉の色付けです。
いつもは筆を使うのですが、向日葵の葉はグラデーションを付けなくても良いので漬けこみます。


[花弁の制作]

料理長作品

向日葵

向日葵花弁の木取りです。
剥き物包丁でも割れるので薄い細工用のこぎりを使用してます。
これで無駄が減らせました。

料理長作品

向日葵

向日葵の花弁の乾燥が終わり、次は色付けです。

料理長作品

向日葵

向日葵の花弁の色付け完成です。並べて乾燥します。

料理長作品

向日葵

向日葵の花弁と花の裏側の額の色付け終了です。

花弁は約1,000枚程ありこれで30輪の向日葵が出来ます。
花の色付けはいつも難しく太陽の光を受けている向日葵をイメージしています。


[種子の制作]

向日葵の中心の種子の部分の試作風景です。試作のため試行錯誤の連続です。

円に剥いた薩摩芋に弧を描きながら鹿子包丁を入れます。

色付けして乾かせば包丁目が開き、向日葵の中心部を質感を表現出来ます。

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向日葵

薩摩芋を帯状に桂剥き切り込みを入れ、ボンドで止めながら元に戻します。これも試作です。うまくいかなかったら違う方法を考えます。

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向日葵

向日葵の中心部、種子の部分を鹿子に包丁を入れてます。
使用している刃物は繰り小刀と言う剥き物専用の特殊な物で、これが無いと出来ない作業が多数あります。

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向日葵

部品が揃ったので組み立てていきます。

料理長作品

向日葵

料理長 広畑正太郎

料理長 広畑正太郎

投稿日:2020-08-20